専業主婦として長く過ごしてきたけれど、そろそろ就職したい…
と考えたとき、求人票を見ながら不安になるようなことも多々あるかと思います。
なかでも、事務職希望の人がよく頭を悩ませているのが、パソコンスキルについてです。
コロナ禍もあり、いっそうデジタル化・オンライン化が進んでいる現代社会。
多くの職場ではパソコンスキルを求められ、最低限エクセルやワードを使えることは必須項目として求人票に載せているところが多くあります。
では、エクセルができないと事務職に就くことはできないのでしょうか?
実際に求人を見ていると、
パソコンスキルについて記載がなかったり、
初心者であってもOK!と書いてあったりする求人票はいくつもあります。
なかには会社独自の専用システムを導入しているため、事務作業や入力などでエクセルは使っていない会社もあります。
とはいえ、今やビジネスの場では常識的なエクセルとワードのスキル。
わざわざ求人票には書いていなかっただけで就職してみたら実際には必要だった…ということや
初心者でも教えてもらえるという話だったけれど、現場はとても忙しそうで誰も一から教えてくれる雰囲気ではなかった…ということもよくあります。
こういった状況から、
事務職においてはパソコンができない方で就職できる場所は少ないのが実情です。
その一方で、
パソコンスキルに自信を持てない人も
「働きやすい職種=事務職」ということで求人に応募する人が多いです。
特に、子供がいるけれど働きたいお母さんにとっての勤務条件は
- 平日勤務(土日祝休み)
- 夜や休日の出勤なし
- 残業なし、定時に上がれる(保育園の送迎に間に合う時間帯)
- シフト制や交代勤務ではない職種
- 座ってできる仕事(体力を使わず疲れにくい)
- 特別な資格や経験を持っていない
このような条件で職種を絞ろうとすると、
応募できる仕事が事務職しかない。
それゆえ「事務職=人気の職種=狭き門」となっているのです。
そこで今回は
パソコンできない人でも事務職で求人を見つける・面接のコツ
事務職に向いている人の特徴6選を、紹介します。
事務パソコンできないと就職難しい?求人の見つけ方・面接のコツ・就職後
現代社会において、パソコンができない人が事務の仕事をすることはほぼできないと言われています。
ほとんどの会社があらゆる管理をパソコン上で行っており、データ処理をするにしても書類を作成するにしてもパソコンが必要です。
そのため事務職への就職は、パソコンができない方の場合かなり難しい状況となっています。
しかし、パソコン操作を習得してからでないと就職活動をできないということはありません。
できないことを放置したままでは、仕事に支障が出てしまいますが
練習をしながら就職活動をすることはできますし練習をしながら、仕事をすることも可能です。
では、事務希望だけれどパソコンができない方が就職先を探していくときには、
どのように就職活動をしていけばよいのでしょうか?
エクセル使えないけど事務職に応募したい【求人の見つけ方】
ハローワークを利用して事務職を探す場合は、正直にパソコンスキルがない・弱いことを伝えましょう。
また、自分でインターネットを検索する場合には
「パソコンスキル不要」「パソコンスキル不問」「パソコン初心者」
といったワードと一緒に検索しましょう。
求人サイトによっては、パソコンスキルを選択できる場合もあります。
求人票の必要スキルの欄に「簡単なPC操作」という書き方をしているところも狙い目です。
気をつけたいのは、パソコンスキルについて記載のない求人です。
「特に記載がないから、必要ないのかと思った」→「実際に働いてから困った」という失敗談が、インターネット上の体験談にもよくあります。
パソコンは基本中の基本だから、特別記載はしていないという求人も多くあります。
面接中や就職が決まってから困ることがないように、よく確認しておきましょう。
また、ハローワークや職業紹介会社では、
パソコン操作の基礎を教えてくれる講座を紹介してくれることもあります。
求職活動をしながら、パソコン操作を練習していけば自信をもって就職活動ができるでしょう。
エクセル使えないけど事務職に応募したい【面接のコツ】
面接では、
「今現在パソコンスキルは弱いですが、実践レベルで使えるよう勉強を続けています」
ということをアピールすることが重要になります。
資料作成やデータ管理で難しい操作をする必要がなかったとしても、たとえば社内外でのコミュニケーションではメールも使うことになります。
やはりある程度パソコンの基本操作はできないと仕事になりません。
また、オンライン化や情報化の流れで今後ますます必要になっていくスキルです。
面接で「パソコンを勉強中です」と伝える場合は、アピール材料のひとつとして
履歴書をパソコンで作成して持っていくことがおすすめです。
近頃はインターネット上を検索すれば、
エクセルで作成できる履歴書のテンプレートが無料で簡単に手に入ります。
検索して、ダウンロードするところから挑戦してみましょう。
テンプレートを開くと、必要な項目を入力するだけの状態になっています。
時間がかかってもいいので、自分で入力してみましょう。
思いがけず操作を誤ってしまったときに、入力したデータが消えてしまうと就職自体にも悲観的になってしまうかもしれません。
こまめにデータを保存して作業してみてくださいね。
エクセルで履歴書の入力が完了したら、印刷をしましょう。
印刷はコンビニでもできるので、自宅にプリンターがない人でも安心してください。
ここまで作業できれば、一通りのパソコン操作は経験していることになります。
作成した履歴書を持って面接に行けば、努力を証明することができますよ。
また、エクセルでの入力を試してみて、どうしても難しそうであれば
作成してくれるソフトを利用するのもひとつの手です。
インターネット上で必要事項を入力すれば、簡単に履歴書を作成してくれます。
会社によっては、独自のシステムを導入しているところもあるので
エクセルやワードは使えなかったとしても簡単な入力作業ができれば
採用してもらえるところもあります。
まずは、手書きで履歴書を用意するのではなく
パソコンで作成して持っていくところから始めましょう。
パソコン未経験で事務職。就職後どんな感じ?
「パソコン初心者の方は教えてもらえるので大丈夫です」
と言われて、無事就職が決まった方。
ここで、面接官の言葉を信じてあぐらをかいてしまうと
痛い目をみることもありますので、気をつけましょう。
就職先で仕事を教えてくれる方は職場の先輩であって、パソコン講師ではありません。
仕事に必要となる操作手順を教えてくれることはありますが、
パソコンそのものの基本操作は教えてもらえないこともあります。
一通りの操作はできるように、就職前に練習しておきましょう。
自宅にパソコンがあるようであれば、それを使って操作してみます。
Youtubeを検索すれば、本当に基礎の基礎から説明してくれる動画もあります。
スマートフォンで再生しながら、同時にパソコンを操作してみましょう。
自宅にパソコンがない場合には
インターネットカフェを利用するのもおすすめです。
とにかく、「パソコンは難しい」という概念を壊すためにも、
まずは触れる機会を増やしましょう。
事務職に向いている人の特徴6つ。地道な作業・臨機応変・責任感・陰の立役者
ここまでパソコンスキルについて紹介してきましたが、
事務職に求められるのはパソコン操作だけではありません。
書類のファイリングや備品管理、電話の取次ぎなどといった
縁の下の力持ちとしての役割が多くあります。
では、事務職にはどんな人が向いているのでしょうか?
- 人のサポートをすることが好き
社内のあらゆる分野の人たちのサポート役となる事務職。
支えとなることに喜びを感じられる人だと、やりがいを感じられます。
- 決められたルールに従って作業することができる
マニュアル通りのデータ入力や、法則にしたがった書類管理など
決められたことを決められた通りにこなすスキルが求められます。
- 淡々と作業をこなすことが苦にならない
同じような作業を、毎日のように繰り返すことも多いです。
淡々とした作業を効率よくこなしていくことに
やりがいを感じられる人にはぴったりです。
- 細かいチェック項目をこなすことが苦にならない
書類の作成やデータ管理など、ミスがないか
細かくチェックする必要がある部分が多くあります。
責任をもって仕事をこなすためには、チェックを実直していく必要があります。
- 人当たりが良く、穏やかにコミュニケーションを取れる
社内の仕事が円滑に回っていくように、支えているのが事務職の人たちです。
それぞれ部署の人たちが仕事をスムーズにできるよう調整したり、
来客やクレームに対応したりと、コミュニケーション力を求められる
機会が多くあります。
- 細かい気配りをして、臨機応変に動ける
会社によっては、社内の備品管理を任されることがあります。
直接自分の仕事に関わらないような部分も含めて、
気配りをできる人が喜ばれるでしょう。
また、緊急対応が必要になることもあるため、臨機応変さも必要です。
まとめ
いかがでしょうか?
今現在パソコンができないとしても、
事務職に就職できる可能性は十分にあります。
また、事務が経験は問わずに求人を出しているところも多くあります。
未経験であっても、誠意をもって仕事をする姿勢をアピールできれば
面接を通過できます。
パソコンを練習して自信をつけながら、求職活動に臨みましょう。