医療機関でMRIを受けることになると、必ず事前説明で「すこしうるさい音がします。」と言われますよね。
実際に私も受けたときにはヘッドフォンをしましたが、それでもドンドンとかガーガーとかピーとか、あまり聞きなれない工事現場のような音がしました。
怖いというほどの印象は受けませんでした。
こどもが小児科でMRIを使用したときは、鎮静剤を使って眠ったあとにMRIの機器に入り、途中で覚醒したときに怖くないように、音楽を流したヘッドフォンを耳にかぶせていました。
とはいえ、初めてMRI機器のなかに入るとなると、ただでさえ狭いトンネルの中にじっとしていなければいけない状況なので、すごく不安ですよね。
この大きな音の対策として、耳栓やイヤーマフを使用したり、音楽を流すヘッドフォンを使えたりします。
最新の機器は、静音タイプのものやなんと映像と音楽が視聴できるMRI装置まであるそうですよ。
ここからは、
MRIで耳栓持参はできる?病院でも使える耳栓おすすめ
YouTubeで聴けるMRIの音の動画
についてお伝えします。
MRIの音 耳栓持参・使用は事前に確認。病院で使える耳栓おすすめ
まず耳栓を使用できるかどうか、検査を受ける病院や担当医に相談しましょう。
病院によっては、患者さん用に耳栓を貸し出しているところもあります。
というのも、MRI装置に入る時は、決して金属製のものを身に着けてはいけません。
MRI検査では、強い磁場と電磁波を発生させたトンネルのなかに入ります。
金属を身に着けたまま強い電磁波の中に入ると、引き寄せられたり機器が壊れたりする危険があるからです。
ポケットのなかの財布やキーケース、腕時計、ヘアピンやアクセサリー類、コンタクトレンズなどもすべて外さなければなりません。
過去の手術で体内にボルトなどの金属が入っている人や、ペースメーカーを装着している人など、検査を受けることができない人もいるのです。
それぐらい徹底されていることから、持ち込みの耳栓やイヤーマフなどに金属成分が含まれていないことが証明できないと、持ち込みは許可されません。
病院でも使われているおすすめの耳栓をご紹介します。
トラスコ中山 (TRUSCO耳栓TEI-107)
使い捨てタイプで、1組39円~とかなりリーズナブルです。
UVEX(ウベックス)耳栓ウィスパープラス
水洗いして何度も使用できます。紛失防止のコードつきで便利!
1組120円~
第3位 メティオ 使い捨て耳栓
人間工学にもとづいた設計で、ぴったりとフィットし遮音性は抜群です。
1組45円~
モルデックスの耳栓は私も普段から愛用しています。コスパも良く耳穴にフィットして使いやすいです。

検査に関して、なにか不安な事があれば、どんな小さなことでも担当医や担当技師に相談してみましょう。
音に関しても、各クリニックでさまざまな対応をしていますので、安心して検査が受けられると思いますよ。
MRIの音うるさい?YouTubeで聞ける。最近は映像音楽付き装置も。
それでも、MRIの音が心配な人は、YouTubeを使えば、事前にどんな音なのか、聞くことができます。
▼YouTubeで聴けるMRIの音です。
こちらのYouTubeは、子供向けのMRI説明動画です。
どのような検査なのか不安なお子さん・ご家族のために、小児科のMRI機器と検査の流れをわかりやすく説明しています。
非常にわかりやすく参考になりますよ。
MRI装置のなかで、映像と音楽を楽しみ、
リラックスしながら検査が受けられる映像・音響システムのことを、
インボアソリューションシステム、と言うそうです。
これは、株式会社東芝と東芝メディカルシステムズ株式会社が共同開発した技術です。
磁界の影響が及ばない装置後方にプロジェクターが設置してあり、ここから検査装置のボア内カバーに映像を投影します。
その映像は、寝台に設置されたミラーに反射され、患者さんはそのミラーで反射された映像を見ることになります。
映像自体には最新の技術が使われ、非常に臨場感や高揚感のある映像にする工夫がたくさん施されているようです。
例えば、寝台で見ている患者さんには、実際のボア内カバーよりもずっと遠くに映し出されているように感じられるのだとか!
閉所に閉じ込められている不快感を感じることなく、まるでアトラクションのように広々したバーチャル空間を体験できるわけです。
この最新のインボアソリューションシステムを搭載したMRIは、現在日本各地や世界中でどんどん導入されている途中です。
MRI検査が怖くて不安になるのではなく、MRI装置に入るのが楽しみになるような日が、もうそこまでやってきているのですね。
まとめ
いかがでしたか?
MRI検査の音にまつわる不安がすこしは解消されましたか?
私も、次にMRI装置に入る機会があれば、
ぜひインボアソリューションシステム搭載の装置に入って、
最新の映像技術を体感してみたいものです。