私有地はみだし駐車の取り締まり!通報で警察対応する?路上駐車の基準

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せまい駐車スペースしかない店舗、変形地の駐車スペースで、車がおさまりきれず、はみだして駐車しているのを見たことありませんか?

せまい道路だったり、通学路だったりすると、邪魔だし危険ですよね。

 

私道のはみ出し駐車路上駐車違反にあたるのでしょうか?

路駐禁止の標識があるわけでもないし、道路にはみ出しているといっても一部分だけ。駐車スペースが私有地だと、線引きが難しいです。

警察に通報したら取り締まってくれるのでしょうか?

 

残念ながら答えはNOです。

道路交通法で警察が取り締まりを行えるのは、基本的に公道に限られています。

 

路上駐車違反として違反切符を切られるのは、以下の場合です。

  • 駐車禁止の標識があるところ
  • 交差点内・踏切内
  • 横断歩道や消火栓から5m以内の場所
  • カーブや坂の頂上付近
  • 歩道上や道路の右側 (左側に沿わないとダメ)

 

車の持ち主が現場にいた場合「通行の妨げになるので正しく駐車するように」という注意を行う程度ならできるようですが、違反切符を切ることはできないのです。

そこで今日は

  • 敷地はみ出し駐車は「道路交通法・車庫法違反」の可能性
  • 私道の駐車はみ出しは警察対応外。私道の迷惑駐車 最終手段は民事訴訟

について見ていきます。

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駐車違反?私道・敷地はみ出し駐車は「道路交通法・車庫法違反」の可能性

では、歩行者の通行の妨げになっていても、

はみだし駐車は交通違反としてみなされないのでしょうか?

 

厳密に道路交通法に照らし合わせると、違反に当たる項目があります。

道路交通法第45条第2項です。

「駐車した車両の右側の道路上に3.5m以上の余地がない場所は駐車してはならない。」

と明記されています。

 

逆に言えば、はみだし駐車していても、

残りの道路に3.5m以上の空間が残っていれば駐車違反にはならない、ということです。

 

一般的に警察では、

狭い道路で車体の50%が道路上にはみ出していた場合に駐車違反とする、

というのが慣例だそうです。

 

もうひとつ違反している項目があります。

それは、「車庫法」=自動車の保管場所等に関する法律です。

 

車を所有する場合、駐車場を明記して「車庫証明」を警察に届け出なければなりません。

この場合は、1cmでも道路にはみ出ると許可がおりません。

 

市町村によりますが、たいていの場合、車庫証明の書類を出すと調査員がスケールを持って現場を測りにやってきますよね。

ですから、1台のスペースに無理やり2台の車を停めようとして、

1台が道路上にはみ出していた場合は、車庫法に違反しています。

 

この「車庫法」ですが、道路交通法のような反則金がありません。

つまり、どういうことかというと、

意図的か否か、車庫法違反の前歴の有無など調べられ、

場合によって起訴される可能性もあるということなんですよ。

 

▼では側溝の上はみ出し駐車は違反になるでしょうか?こちらにまとめました。

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私道の駐車はみ出しは警察対応外。私道の迷惑駐車 最終手段は民事訴訟

では、はみ出している道路が、

公道ではなく私道であったらどうでしょうか?

 

私道であっても、日常的に複数の人が往来していて

公道のように使われている場所もありますよね?

厳密にいうと、私道でも公道のような扱いをされている道路の場合、

公道の道路交通法が適応されるケースがあります。

 

しかし、警察を呼んだとしても、

その私道が法に適応される私道かどうかは即座に判断ができないため、

「公道ではない」という理由で対応を断られるのが一般的です。

 

たとえば家のガレージの前が私道で、

その私道に迷惑駐車されて自分の車が出せない、

といった場合でも、警察が介入することができないのです。

 

その迷惑駐車が、日中12時間以上、夜間8時間以上となれば、

「車庫法」に基づいて法的に処罰することができますが、

30分や1時間程度では手のうちようがないのが現状です。

 

問題となる車両がご近所の場合は、

「ちょっと5分ほど停めさせてください。」

「車が出せないので移動してください。」

互いに声をかけられる関係性を作ることが、

ご近所トラブルを未然にふせぐ一番の対策になります。

 

これは子供の道路遊びでも同じことが言えます。

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相手が気づき自身で改めない限り解決には至りません。

怒りや不満で第三者をコントロールすることは不可能です。良い関係性を築くことが一番の近道です。

 

しかし、何度もお願いしても常態化する、などどうしても解決しない場合、

最終的には民事訴訟にもっていくしか手段はないようです。

 

もし民事裁判で、

その私道が「道路交通法が適応できる私道」と認められれば、

駐車違反で罰則を与えることができるようになります。

 

まとめ

 

一言で「はみ出し駐車」と言っても、はみ出す道路が公道なのか私道なのか、はみだしている車両の割合はどのくらいなのか、適応される法は何か、などによってさまざまなケースがあるのがわかりました。

 

全体として、はみ出し駐車は警察が介入しづらい案件であるようです。

勤務先や自宅、近所など、いつも駐車するような場所では、モラルをもった行動が求められますね。

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